目次
序章 楽しい心で働くための準備をしよう!
あなたの職場を笑顔でいっぱいにするためには
笑顔にはチームを結束する力がある
行動を変えようとする勇気を持とう
まずは“できそうなこと”からしてみよう
人の成長は“できること”の積み重ね
まわりを“悪者”にするのをやめよう
“きっかけ”と“フィードバック”を繰り返そう
第1章 まずは自分が笑顔になろう!
あなたは仕事が楽しいですか?
仕事に没頭する体験をしてみよう
“一所懸命”が笑顔につながる
一所懸命やった分だけ返ってくる
相手を尊重する先に笑顔がある
先入観を捨てて相手をそのまま受け入れよう
「もうダメ」の前に少しの勇気を
あなたの仕事の“責任”と“誇り”はなんですか?
自分のまわりで起きることは みんな自分が起こしている
第2章 次は身近の人を笑顔にしよう!
コミュニケーションには3つの要素があるんです
相手を傷つけるコミュニケーションをしていませんか?
感情を抑えて耳を傾けることを覚えよう
相手の理解を確認しながら伝えよう
褒めることで相手もあなたも笑顔になれる
なにをしたら相手が喜ぶかを想像しよう
受け入れる、それがムリなら受け流す
仲間の気持ちに目を向けよう
誰かの役に立っているという意識を共有しよう
第3章 職場全体が笑顔で楽しくなるために
行動して初めて貢献できる
心をこめた“あいさつ”を続けよう
おたがいに褒めるシステムをつくろう
ON/OFFを切り替えられるスイッチをつくろう
「信頼」と「基準」から「誇り」が生まれる
人との関係を良好にする7つの習慣とは
自分のための行動指針をつくろう
あとがき
内容説明
ディズニーランドって、笑顔であふれてますよね。そりゃ「夢と魔法の王国」ですから、遊びに来たお客様はもちろん笑顔になります。でも、ニコニコ笑っているお客様とおなじくらい、もしかしたらお客様以上に、スタッフさんが笑顔だったりしませんか?
ディズニーランドといえども接客業のお客様商売。きっとスタッフさんたちのお仕事も、楽しいばかりでない、ツライことやキツイこともあるはずです。にもかかわらず「笑顔で楽しく働けてしまう」ところがディズニーランドのすごいところ。
でも、どうしてみんなニコニコと笑顔でいられるのだろう?
実は「心の持ち方」と「行動のしかた」に、ちょっとした秘密があるんです。
そんな「自分もみんなも笑顔になれる小さな魔法」のかけ方を、ディズニーランドでアトラクション責任者をしていた著者さんが教えてくれました。
※ 前書きと序章がまるまる読める立ち読み版PDF(無料)配布中。
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まえがき
私は高校を卒業して、新卒採用枠でオリエンタルランド社(東京ディズニーランドの運営会社)に入社しました。
当時の私は、ひと言でいうと、ひどい社員でした。組織の一員としての自覚はゼロ、人からも「かぎりなく準社員(アルバイトの方々)に近い社員」なんて呼ばれていました。
そうなってしまった原因は、もちろん私自身にあります。就職そのものがゴールになってしまい、入社後のことを、あまり考えていなかったからでしょう。
高校3年生の2学期にバイク事故を起こし、卒業後に行こうと思っていた専門学校の入学金が入院費用でパーになったのが、就職を考えたきっかけでした。「働くなら楽しいところ」という安易な理由で、ディズニーランドを希望したぐらいです。
もともと就職することの重要性を、まったく考えていませんでした。その当時は私なりに一所懸命生きていたのでしょうが、いま思えば、人生をナメているというか、どうにかなるでしょという楽観主義を決めこんでいました。
そんな私が、運だけで入社試験を突破してしまい、そんな価値観のまま働いても、なかなか戦力として認めてもらえなかったのは、当然ですよね。むしろ、迷惑をかけたことのほうが多かったと思います。
でも、結果的には、そんな私を見捨てずに育てようとしてくださった、たくさんの方々と出会うことになりました。そして、そこで学んださまざまなことが、今日の私の重要なファクターとなっています。
その当時は気づかなかったこともたくさんありますが、オリエンタルランド社を離れてみて、あらためて「本当にいろいろなことを学ばせていただいたんだな」って思いましたし、問答無用に楽しかったというのが、いちばんの感想です。おそらくそれは、私だけではなく、ディズニーランドで働いたことのある方なら、おなじようにおっしゃられるのではないでしょうか。
それって、不思議なことだと思いませんか?
どうしてディズニーランドで働いている人たちって、あんなに笑顔で楽しそうに働けるの?と疑問に感じませんか?
実は、そこにはさまざまな工夫や、凝った仕掛けが隠されているんです。
「おお、それじゃさっそくうちの会社でも……」という方、ストップ!
世にたくさん出ているディズニーの哲学本を読んで真似をすれば、おなじような職場になると考える人も多いようですが、おそらくそれは難しいでしょう。
“そのまま”ではダメなんです。ディズニーランドとあなたの会社では、売上も従業員数も社風も経営者の性格も異なるのですから。
そこで、この本の出番です。
ディズニーランドで日常的におこなわれている工夫や仕掛けの本質的な部分をわかりやすく解説し、「自分の職場にそういった工夫や仕掛けをして、笑顔があふれる職場にするためには、具体的にどうすればいいのか」ということを、お話ししてみようと思います。
私は現在、コンサルタントとして多くの企業様で研修をさせていただいています。そして研修の際は、お話を聞いてくださるみなさんに、私のお話によってなにかしらの行動の変化が生じることを願っています。
行動の変化こそが、人の成長です。勇気を持って、歩みを進めてほしい。そういう想いをこめて、この本を書きました。
読んでいただいたみなさんの、ちょっとした行動の変化によって笑顔の職場が生まれたら、これほどうれしいことはありません。
2010年5月 石坂秀己
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