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一流芸能人がやっているウケる会話術  新刊

場を盛り上げ相手を楽しませる話し方

一流芸能人がやっているウケる会話術

一流芸能人の会話術をお手本に相手が楽しくなる「聞き方・話し方」とエピソードを「おもしろいトークネタ」にする方法。

著者 難波 義行
ジャンル ビジネス書 > コミュニケーション > 会話術・話し方
ビジネス書 > 能力開発
言葉・語学 > 日本語
趣味・実用
立ち読みPDFあります
出版年月日 2009/04/10
ISBN 9784769610007
判型・ページ数 4-6変・240ページ
定価 本体1,400円+税
在庫 在庫僅少
 

目次

第1章 正しい会話と上手な会話について考えてみよう
第2章 好かれる聞き方・笑いがとれる聞き方
第3章 これであなたも笑わせ上手! ウケる話し方のマル秘テク
第4章 いよいよ実戦! 飲み会で人気者になる方法

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内容説明

詳細な目次はこちらでご覧になれます。

※ 第1章がまるまる読める無料サンプルPDF配布中。

 

 

●まえがき

人が話をするのには目的があります。そして、その目的の違いによって、話し方が変わります。

たとえば、ある広告代理店がCMの企画をつくり、他社とのコンペで自社案の売り込みを行なうとします。このときの話す目的は「勝って仕事をとる」ことです。コンペで勝たなくてはいけませんから、どうしてもディベートのような話法になります。ちなみにディベートは「議論」と訳されることもありますが、正確にはやや違います。真実を見つけたり、おたがい歩み寄る妥協点を見出すための会話ではなく、あることがらについて黒白どちらか一方の立場に立ち、自分の立場に敵対する相手をねじ伏せるための話法のことをいいます。

また、ある会社で、自社の方針を決める会議があったとします。このときの話す目的は「正しい結論を求める」ことです。このときにディベートの話法を使うのはどうでしょう。自社の会議の目的は「正しい結論を求める」ことです。もちろん、敵対派閥があれば、相手を負かすためにディベートを使うこともあるでしょうが、基本的には、人の意見をよく聞きながら、自分の意見も主張するようになるでしょう。

さらに、会社の同僚たちと昼休みに話すときはどうでしょう。このときの話す目的は「双方が楽しい時間をすごす」ことです。ディベートとの違いは「勝たなくていい」こと、会議との違いは「正しい結論が不要」なことです。

このように、目的が違えば話し方も変わってくるのです。この本では「双方が楽しい時間をすごす」ことを目的とする話法、特に「笑いがとれる話し方」について、一流芸能人の技術を例に説明していきます。「サークルの人気者になりたい」「飲み会を盛り上げたい」という方、友人や同僚から「話していておもしろい、楽しい人だ」と思われたい方、ぜひ中身をごらんになってください。きっと新しい発見があり、あなたの話し方の進化に役立つはずです。

 

 

[第1章 正しい会話と上手な会話について考えてみよう]より


テレビは楽しい教科書です
~まずは好きな芸能人の口マネから始めましょう~


私は以前、水商売のコンサルタントとして、店舗の運営管理やホステスの人材育成、接客指導などをしていたのですが、ホステスへの会話指導のときには「テレビを観ること」をすすめていました。とっつきやすいから、というのも理由のひとつですが、最大の理由は「よいお手本から学べる」からです。

テレビには会話の達人がたくさん登場します。ぼんやりと観ていれば楽しいだけで終わってしまいますが、観方を少し変えると、上手な会話のとてもいい見本になるのです。

たとえば、ホンジャマカの石塚英彦。彼はグルメリポーターとして洒落たレストランへ行き、こんなリポートをすることがよくあります。

石塚「店長、このおしゃれな一品はなんですか?」
店長「これ、実は豚足なんです」
石塚「豚足!」
店長「ええ、豚足を煮込んでテリーヌに仕上げたんです」
石塚「へえー。わあ、柔らかそうー! ちょっとフォークで刺してみましょう。
あっ、痛い!
あら? 豚足だと思ったら僕の前足でした。あっ、前足じゃない、手ですね。
さあ、あらためていただきましょう。(食べる)ん? んん? ブヒー!」

石塚英彦らしい、コミカルで楽しいリポートです。

こうしたリポートを観て「おもしろい」「楽しい」と思ったら、それが「会話上手へのヒント」です。「なぜ、この話をおもしろいと感じたのか」を考えてみましょう。おそらく、石塚英彦自身が「太っている」ことを「豚」にからめた発想、そこから「前足」や「ブヒー」というフレーズを使ったことなどが理由でしょうか。

ちなみに石塚英彦の番組からは、1日の収録で多くの店に行きたくさんの料理を食べて、きっとお腹もいっぱいであるだろうに、それを感じさせず、ずっと楽しそうにしていて、店ごとのおいしさの特徴を伝えようとしている気持ちも伝わってきます。そこも「好感」を持たれやすいポイントかもしれません。

このように、テレビを観ていて「おもしろい」「楽しい」と感じたら、どこが、なぜ「おもしろい」「楽しい」と感じたのかを確認する習慣をつけましょう。それが会話上手への第一歩です。

それにはまず、興味のある番組を録画するといいです。録画を観て、「おもしろい」「楽しい」と感じたところがあったら、巻き戻して確認します。何度か観たら、オチにくるまでの話すスピードや強弱、オチの直前にくるちょっとした間を口マネしてみます。すると、よく似た話し方、つまり表現力が身についてきます。

一流の芸能人は、スピーカーをしてもリスナーをしても会話の3要素に欠けたものがなく、とくに秀でている点を持っています。そういう芸能人の番組を録画で何度も観て、よいところをマネることが、会話能力を高めるトレーニングになるのです。

まずは好きな芸能人の口マネから始めてみましょう。慣れてきたら、好きではないけれどマネる必要がある芸能人の観察をしてみるのもいいでしょう。たとえばあなたが営業マンで「中年の主婦にウケるようになりたい」と考えるなら、「中年の主婦に好かれている芸能人」を観察するのです。

ただし、マネる相手(芸能人)と自分とでは考え方やレベルが違いすぎると思ったなら、もう少し自分のキャラやレベルに近い芸能人を探しましょう。あまりにも自分とは違いすぎる人をマネても、なかなかうまくいきません。

こういう作業を繰り返していくと、いろんな話し方や聞き方ができるようになります。そうすると、対応できる相手も増えていきます。そして徐々に会話上手になっていけるのです。

次章から、いよいよ具体的な会話術に入ります。会話にはスピーカーとリスナーが必要ですが、まずは、よいリスナーになる方法からお話ししますね。

 

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[第2章 好かれる聞き方・笑いがとれる聞き方]より

ボケ・ツッコミってどういう意味?(1)
~小さな違和感にツッコンデみよう~


一方、曲げて戻す方法は、自分のボケやツッコミで笑いがとれるので、おもしろい話をさらにおもしろくできるというメリットがあります。

ボケ、ツッコミという言葉に明確な定義はありませんが、おおまかにいうと、
「ボケとは、ふつうの予想から考えると違和感のある言動をとること」
「ツッコミとは、違和感を指摘すること」
です。

少し例を使って見てみましょう。
たとえばトーク番組で、こんな話をしたゲストがいたとします。

「親バカかもしれないんですけど、うちの娘はホントにいい子でね。娘のいうことはなんでも聞いちゃうし、とっても可愛いがってるんですよ。
まだサラリーマンやってたころなんですけど、『誕生日の日には、7時からパーティーやる』って約束したんです。そしたら昼過ぎに急に仕事が入って、あわててすごい勢いでかたづけたんですよ。
やっと終わって、プレゼント持って走って駅に行ったら、間に合いそうでね。よかったって思って、ベンチに座ったんです。
で、ウトウトってしちゃって、ハッと気づいたら、プレゼントがないんですよ!」

まずはツッコミから考えてみましょう。この話に、会話上手の芸能人たちなら、どんなツッコミを入れるでしょうか。芸能人がしゃべっている姿をイメージしてみてください。

たとえばくりぃむしちゅーの上田晋也なら、
「いやー、口ほどにもない可愛いがりようですね!」
といった感じでしょうか。彼は難しい言葉のボキャブラリーが豊富で、それを使った皮肉まじりなツッコミが得意です。いろんな本を読んで知識を貯めているのでしょうが、知識と同時に「使えそうなフレーズ」も貯めていると思います。

これが島田紳助なら、
「みなさん、いまA君はウトウトといいました。でもそういうのは、ウトウトとはいいません。爆睡といいます」
または、
「自分アホやなー。プレゼント持ってたんやろ? 持ってたのに盗まれて気づかんかったん? そういうの、親バカいわんねん、バカな親いうねん」
といった感じでしょう。彼は言葉遊びが得意で、言葉を少し変えて違う意味にしたり、表現を誇大にして笑いをとります。

ところで、漫才でツッコミを入れるのは、
(1) 入れないと話が進行できないから
(2) 視聴者の代弁者として
(3) 漫才はフリ・オチ・フォローというかたちが基本だから
などが理由としてあげられます。(3)のフリとは「盛り上げの部分」、オチは「ボケ」、フォローとは「観客の笑いと同時にツッコミ」の意味です。これが基本形ですから、ふつうツッコミで大きな笑いはとれません。しかし上田晋也や島田紳助は、あまり笑いがとれそうにないところで、自分のツッコミを使って大笑いをとります。

これらは、何度もテレビを観ていればマネることができます。
たとえば上田晋也が「慇懃無礼」とか「いけしゃあしゃあ」といった言葉を使って笑いをとっていたら、それを覚えておいて、よく似たシーンで使えばいいのです。あるいは島田紳助の考え方をマネて、ヒマなときに「たくさん食べる」→「ギャル曽根くらい食べる」→「冬眠前の熊くらい食べる」というように言葉を置き換える練習をすれば、やがて身につきます。





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●「第3章 これであなたも笑わせ上手! ウケる話し方のマル秘テク」より

オチの前後をしっかり固めて盛り上げよう
~ストーリー脚色の基本~


では、虚実皮膜をふまえてストーリーを脚色をしていきましょう。脚色の基本的な作業は「削る」「順を変える」「場面をつくる」そして「盛り上げる」です。

まず、元ネタにある5W3Hのなかで不要なものや、オチにいくまでの部分でダラダラとしてしまいそうな部分を削りましょう。

また、たとえばなにかを3回試したうちの2回めにいちばんおもしろい結果が出ているのなら、順序を変えて、2回めが最後のオチにくるようにします。

さらに、場合によっては舞台となる場所も変更してしまいましょう。たとえば彼女にふられた話をするときに、実際の舞台は近所の川原だったとしても、ムードを出すために「横浜の海の見える公園」に変えてもいいのです。「ちょうど夕陽が沈むころで、遠くから汽笛が聞こえてたなあ」などと脚色すれば、聞き手は話の中に入り込みやすくなります。どこまで変えるかは話し手の個性が出るところですが、必要なだけ、自分が許せる範囲で行なえばいいでしょう。

そして大事なのは、オチの前後をしっかりと固めて盛り上げることです。
肉泥棒の記事例でいうと、泥棒が閉じ込められて、それを店主が発見するシーンまでが盛り上げです。たとえば島田紳助風にするなら(イメージしてください)、

ある肉屋さんがありました。で、夜に泥棒が来ました。あたりを見回す。だーれもおらん。冷凍庫に入った。肉がどっさりや! 泥棒は「ウッシッシ」いうて笑うた。
さあ肉をとった。今日は大漁や、さっさと帰るぞ。
扉に手をかける。あれ? 開かない。首をかしげながらもう1回。開かん。やっと気づいた。この冷凍庫、中から開かんねん。びっくりや!
もう1回やる。開かん。ドンドンドン、叩く!

といった感じでしょう。彼のトークには、順調にことが進んで調子にのる姿を見せることで、ピンチになって困る様をより鮮明にする、というような進行をよく見受けます。調子のいい人がピンチになって困るというパターンは多くの人に支持されますし、手前をある程度長くすると、その支持はさらに高まります。

そのあとの、店主が泥棒を発見するシーンも、たとえば映画『男はつらいよ』に出てくる寅さんの語り風にするなら(イメージしてください)、

肉屋の朝は早い。まだ夜も明けないうちから店にやってきて、寒い冷凍庫の掃除から始まるんだ。いつものように店主が冷凍庫に入った。すると、見かけない青年が寝ている。店主はあわてたが、気を取り直してさっと身構えた。
「やい、起きろ! 貴様、盗人だな!」
青年はうつろな眼でこっちを見てる。
「年寄りだと思って馬鹿にしてるな! こう見えても多少の心得がある。どっからでもかかってこい!」

と、こんな感じでしょう。『男はつらいよ』にはドタバタ喜劇の要素が取り入れられていますが、寅さんが語るシーンは、複数の役者がドタバタと演じるのとくらべると、動きでとれる笑いが小さくなります。その分、独特の口調と間が重要になってきますし、登場人物のセリフで笑いをとる必要も出てきます。

そしていよいよオチですが、この泥棒はかなり衰弱していたはずです。ですから、その情けなさを表わすように、「助けてください」「やっと出られるんですね」といったセリフをか細くいうのがわかりやすいでしょう。また、コント風の要素を取り入れて、「話す力もなくって、指で“た・す・け・て”と書いて気絶した」というのもありです。「エピソードネタのストーリー部分には、ありえない笑いを入れない」のが基本ですが、1か所くらいなら愛嬌として許されます。

 

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