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親子でチャレンジ!子どもの「学習脳」を育てる法則

脳科学から見た「勉強好き」になる最強ノウハウ

親子でチャレンジ!子どもの「学習脳」を育てる法則

わが子にどんな勉強法を実践させたらいいのか。親御さん自身は日ごろどんな姿を見せるべきか。親子でチャレンジ!

著者 吉田 たかよし
ジャンル 一般書 > 教育
出版年月日 2008/08/01
ISBN 9784769609810
判型・ページ数 B6・216ページ
定価 本体1,400円+税
在庫 在庫あり
 

目次

プロローグ 子どもの可能性を広げる!

第1章 「学習脳」を育てる簡単テクニック!

第2章 ブレイン・コミュニケーションが子どもを育てる 

第3章 賢い脳と体をつくる生活術 

第4章 子どもを“ふた回り”成長させる受験術

第5章 ドクター吉田のQ&A~親の悩み・子どもの悩み~

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内容説明

●まえがき

「子どもを志望校に合格させるには、どうしたらいいですか?」「今すぐ子どもの成績を上げるには、どうしたらいいですか?」 私はこれまで数え切れないほど多くの親御さんから、こうした質問を受けました。

元ソニー社長の出井伸之(いでい・のぶゆき)さんが会長を務め、私が理事長を務めている学習カウンセリング協会では、定期的に「受験生のお母さん塾」を開いています。実際には受講者にお父さんも多いのですが、教壇に立っていると、お子さんの教育に対する親御さんの熱意はすごいなと、いつも感心させられます。ただし、質疑応答の時間にじっくりお話を聞くと、子どもの脳の仕組みからいえば、ずいぶん間違った教育をしている家庭も少なくないことに気づきました。親は子どものために良かれと思ってやっているのですが、結果として子どもの脳の成長をはばんでしまっているのです。

もちろん「お母さん塾」では、勉強に対する正しい知識を得てもらうために、私は全力で講義しています。しかし、やはりセミナーを通して直接お伝えできる人数は、限られています。もっと多くの人に、親御さんの熱意が確実に子どもの成長に役立つようになってもらいたいと、本書の執筆を決意しました。

私は、医師として日本で初めて受験生専門のクリニックを開設しました。また、受験生の脳のコンディションを高めるために自律神経の測定システムの開発にも取り組んでいます。そんな私がつくづく感じるのは、多くの子どもたちが根拠のない常識や非科学的な精神論に振り回されて、効率の悪い勉強をしているということです。しかしそれは、親がほんの少し医学や脳科学について知識を得れば、すぐに解決できることなのです。

本書では、私自身の受験の経験や学習人生の中で培った勉強のノウハウなども盛り込みながら、子どもにどんな勉強法を実践させたらいいのか、親は子どもにどう接したらいいのか、学習医学と脳科学に基づいて解説しています。受験を控えたお子さんをお持ちの両親はもちろん、これから親になる方にも、ぜひ読んでいただきたいと思います。

人生は長距離レースです。お子さんが長い人生を幸せに生き抜ける最強の学習脳を育めるよう、この本が役立つことを願っています。



●「第1章 「学習脳」を育てる簡単テクニック!」より

■子どもに効果バツグン「歩きメデス勉強法」■

お父さんやお母さんにお願いしたいのは、できるだけ体験を通してお子さんを学ばせてあげてほしいということです。机にかじりついてするだけが「勉強」ではありません。勉強はどこででもできるものです。

最近ではあまり見られないかもしれませんが、昔は子どもを勉強部屋にカンヅメにして、「外に出ちゃダメ、友だちと遊んじゃダメ」といって勉強をさせていた家庭がありました。これは脳の発達のためにはとてもよくないことです。部屋の中というのは、変化や刺激が少ない空間だからです。単調な刺激しか頭に入ってこないので、脳に新しいニューロン(神経細胞)のネットワークが限定的にしかできなくなってしまうのです。

とくに子ども小さいほど、部屋にこもって本を読むばかりでは、そのための神経回路だけが疲れ果ててしまいます。そして、他のほとんどの神経回路は発達が不十分になってしまうのです。買い物でも散歩でもいいので、できるだけ子どもを外に連れて行きましょう。歩きながら国語や算数の問題を出すなど、工夫次第でいくらでも勉強はできるのです。

体を動かしながら脳を動かすのが、子どもの脳の生理には一番合っているのです。一緒に歩きながら、できるだけ小刻みに質問を繰り返して、子どもにも話をさせます。そのときは、親が一方的に説明したり、しゃべり過ぎたりしないように注意しましょう。古代ギリシャ時代の哲学者たちは、歩きながら弟子に教えを授けていました。ご両親は同じことを子どもにやってあげてほしいのです。

私はこれを「歩きメデス勉強法」を呼んでいますが、子どもたちにとっても堅苦しい勉強というイメージがなく、親と一緒に楽しく過ごすうちに学べるので、一石二鳥の方法です。

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