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「人からどう思われているか」がわかる本

目次

第1章 人の印象はどのようにして決まるのか

第2章 隠された本音を探る心理術

第3章 あなたは人からこう思われている!

第4章 自分の印象を150%上げる技術

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内容説明

●まえがき


「インディアン・ポーカー」というトランプ・ゲームをご存じだろうか。勝負の決め方は通常のポーカーと同じだが、配られた自分のカードは一切見ずに、相手に見えるように額のところでさらすのがルールである。つまり、他人のカードは見えるが、自分のカードは見えない。したがって、対戦相手のカードと、自分のカードを見る相手の視線や表情や態度から、「賭けるべきか降りるべきか」を判断しなければならない。

「自分のカードを相手の態度やしぐさによって判断する」ところがインディアン・ポーカーの醍醐味なのだが、私たちは通常の人間関係においても似たようなことをやっているのではないだろうか。「自分が相手からどう思われているのか」「どう評価されているのか」は、相手の態度や言動によって判断するしかない、ということである。

もちろん、人間関係はゲームではないし、勝敗を争うものではない。ただ、相手の態度を「私は好かれている」とミス・リーディングして行動に出ても思い通りの結果は得られないだろうし、「どうせ私は評価されていない」と思い込んでしまえば、本来ならつかめたはずのチャンスをみすみす逃してしまうかもしれない。

行動心理学という学問は、「この条件を満たしたときは必ずこうなる」という普遍的な法則を導く学問ではない。人のさまざまな行動?ときには本人さえ意識していない行動--について、「なぜ、そのようにふるまってしまうのか」を探り、その心理の裏にある原理を見つけようとうする学問である。いわば試験における「傾向と対策」のようなものだが、それを知ることによって人間関係の摩擦原因となるミス・リーディングを減らせるとすれば、とても実践的、実用的であるといえるのではないか。

インディアン・ポーカーでは、たとえ自分のカードがわかったとしてもそれをより強いカードに変えることはできない。しかし、私たちの実社会では、自分の印象や自分に対する評価がわかれば、それを自らの意思と態度によってよりよいものに変えていくことは可能なのである。



●「第4章 自分の印象を150%上げる技術」より

■16 「美人」「頭がいい」という評価は、プラスなのかマイナスなのか■

バランスを求める心理 

仕事の面では「頭が切れて、仕事もできる」という評価を得ていながら、「冷たい感じがする」「性格的に暗い」という印象をもたれている人もいる。実際には「ちょっと寡黙で内向的」というだけだったとしても、「頭がよい」「仕事ができる」というプラスの評価が逆に仇となって、「冷たい」「暗い」という印象を際立たせてしまうのだ。

これは前にも説明した「後光効果」と矛盾するようだが、人には「いいことばかりが続いたから、そろそろ悪いことが起きそうな気がする」というようにバランスを求める心理もある。そうしたバランス感覚が強い人は、高評価の人に対してはたいしたことではないマイナス面でも実際以上に強調してとらえてしまう。

自分に釣り合う相手とは?

美人で頭がいい女性が、周囲からなんとなく敬遠されがちなのは、「同性のやっかみと嫉妬ゆえだ」とは簡単に片づけられない。なぜなら、美人にひかれるはずの男性も「美人のうえに頭がよい」女性に対して、「近寄りがたい」という印象をもつ人が少なくないからだ。

その場合、「実は性格に欠点があるんじゃないか」ではなく、「こんな完璧な人と自分は釣り合わない」というバランス感覚が働いていると考えられる。「美人だから、さぞかし男が寄ってきてたいへんだろう」と思われている人でも、本人は「寄ってくるのは自信過剰の勘違い男か、ナルシストみたいなタイプばかりで、まともな人はほとんどいない」と嘆いていたりするものだ。

ある結婚相談所が発表したデータによると、結婚した相手と自分を比較したとき、「学歴」「親の年収」「自分のい年収」が同じくらいのカップルが圧倒的に多いそうだ。生活レベルや育った環境が似通っているから親近感を抱いたという理由もあるだろうが、お互い「この人ならば自分と釣り合いそう」というバランス感覚に合致したことも、ひとつの要因と考えられるのである。

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