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「いい人だけどグズ」を直したい人が読む本

仕事・人間関係のクヨクヨを晴らす考え方

目次

第1章 考えすぎてしまう人へ……自分をほめる習慣をつけよう

第2章 行動力がない人へ……根拠のない自信を持ってみよう

第3章 要領の悪い人へ……自分の足元を見直してみよう

第4章 損な性格だと感じている人へ……損して得をとろう

第5章 人間関係が苦手な人へ……感謝の気持ちを口に出そう

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内容説明

●まえがき

最近、「スローライフ」という言葉を耳にする機会が増えている。あくせくと忙しく働く生活より、ゆったりと自分の時間を大切にする暮らし、物質的な豊かさより精神的な豊かさを求める生き方のすすめなのだろうと、私は勝手に理解している。

これまでの都会中心、利便主義に対するアンチテーゼなのかもしれないが、時代にかかわらず「自分に合った、自分にとって豊かな人生(生活)を目指すのは、当たり前のことであろう。それをあえて「スローライフ」というスローガンとして唱えなければならないのは、現代の日本人がそれだけ疲れ、癒されたいと感じている証拠なのかもしれない。

しかし、これからの時代はスローライフがよろしいといわれても、今の社会状況のなかでは、なかなかそのゆとりも持てない。一方で勝ち組、負け組などと区別され、次々とあふれる情報、新技術の波にあおられている毎日では、自分のスタンスを見失い、自信や元気を失ってしまうのもしかたがないように思える。

まさにその狭間で右往左往している人たちを想定したのが、本書のタイトルに掲げた「いい人だけどグズ」である。「世のため、人のため、なにより自分のためにもっとがんばろう」「自分としてはがんばっているつもりなのに、どうもうまくいかない」「がんばりたいのに、がんばれない」という人々へ、「うつとグズの応援団」を長年自認してきた私なりの考えやアドバイスをまとめさせていただいた。自身が前向きになれると同時に、周囲の人も生き生きとできるようなアドバイスを心がけたつもりである。

本書を通じて、「いい人と思われる生き方」から「いい人生と思える生き方」へと一歩でも近づけたなら、著者としては幸いである。スローであろうが、グズを自認しようが、周囲の人間関係に恵まれ、自らが豊かな人生だと思えることがなにより大切だと思うからである。



●「第4章 損な性格だと感じている人へ……損して得をとろう」より

■1 「いい人」と思われることで自分をごまかしていませんか?■

人から頼まれると、どうしても断れない。自分ではそんなつもりはなかったのに、いつの間にか一番面倒な仕事を押し付けられている。つい相手のペースに引き込まれて、自分の意思を押し通せない……。本書のタイトルを見て、手に取ってくださった読者のみなさんの中には、「まさに自分のことだ」と思った方も多いのではないか。

自分では「損な性格だなあ」と思いながらも、周囲からは「○○さんはいい人だから」といわれると、「それも悪くないか」と思い直す。けれども、また同じような損な役回りを演じることになっては、「やっぱりこんな性格は直したい」とため息をつく……。人様から「いい人」と思われることで、「これも自分の生き方だ」とそれなりの納得はしつつも、なにかモヤモヤしたものを感じている。

このようなタイプの人は、「自分がやったことで人が喜んでくれると喜びを感じる」「相手に嫌われたり、嫌な思いをさせることを非常に嫌う」性格が強いのだろう。こうしてみると、まさに「いい人」なのだが、「相手が喜んでくれるか」「相手が嫌がるのではないか」など、人の感情や評価を自分の行動の基準にしているところにモヤモヤの原因があるように思える。

「人がなんと思おうが、自分はこうする」という主体性がないから、人のためによかれと思ってやったことが裏目に出たりすると、必要以上に落ち込んでしまう。好きな相手に嫌われたときに、大きなダメージを受けてしまう。その結果、「こんな自分は嫌いだ」と思い悩むことがある。

もちろん、相手に喜ばれよう、好かれようと思って行動することは悪いことではないし、それどころかむしろ素晴らしいことである。人から好かれ、いい人と思われる人は、利己的な人間ばかりが目立っている今の世の中では、貴重な存在であろう。しかし、人に「いい人だ」と思われながら、自分では「こんな自分は嫌いだ」と思っているとしたら、そんな悲しい話はない。

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