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1000億円を動かす!ファンドマネージャー塾

資産運用のプロの世界がこれ1冊でわかる

目次

第1章 資産運用のプロフェッショナル ファンドマネージャーとその世界

第2章 ちょっとのぞいてみよう! ファンドマネージャーの仕事ぶり

第3章 資産運用部門で働くファンドマネージャー以外の人たち

第4章 ファンドマネージャーになるには何を勉強し、何を身に付ければよいか

第5章 理解しておきたいファンドとファンドマネージャーのこと

第6章 知っておきたい!? ファンドマネージャーのウラ話

第7章 アドバイス満載! 現役ファンドマネージャーとの対話から

第8章 これからの資産運用ビジネスを見るポイント

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内容説明

●はじめに

経済あるいは社会の成熟化に応じて注目を浴びるようになって来た資産運用という言葉、そして、ファンドマネージャーと呼ばれる人たちは、現在、その姿が必ずしも正確に伝えられているとはいえない状況です。

「ファンドマネージャーとは運用のプロで、ファンドの中心にいる人」という程度の説明ですませてみたり、あるいは、比喩的に、「野球でたとえるならエースで4番」などと説明されたりします。ところが、「どうしてエースで4番なのか?」といった問いに対する説明はなされることがありません。それゆえ、この本では、「どうしてエースなのか?」「なぜ4番を任されているのか?」といった疑問に答えるべく「ファンドマネージャーの姿をできるだけ正確に伝える」ことを第一に考え、執筆しました。

『1日中電話を片手に声を張り上げている』ようなファンドマネージャーはいません。『株価のグラフに定規で線を引いている』ようなファンドマネージャーはいません。そして、ファンドマネージャーそのものもいません--といったらいいすぎでしょうか。しかし、この本を読んでいただければ、その理由はわかります。

また、せっかくの機会ですから、本物のファンドマネージャーにも登場していただいています。澤上篤人氏をはじめ、7名のファンドマネージャーたちにインタビューをさせていただきました。第7章は彼らとのインタビューで構成されています。非常に興味深いのは、組織もポジションも運用スタイルも異なるマネージャーの方々の意見にある収束点があるように思われたことです。

それが何であるのかここでは申し上げません。読者のみなさまがご自身でそれを感じ取っていただければ、私はもとより、インタビューに答えてくださったマネージャーの方々も本意に感じていただけるでしょう。

最後に、この本を執筆する上で、多くの方の協力をいただきました。ただし、この本に書かれている内容の文責はすべて私に帰するものです。ご批判やご意見などはすべて私あてにいただきますようお願い申し上げます。



●「第5章 理解しておきたいファンドとファンドマネージャーのこと」より

■2 近年の資産運用ビジネスを特徴づける「ラップ型商品」■

●ほかのファンドに運用を任せるファンド

ラップ型商品というのは、ラップ(包む wrap )という言葉からきています。具体的には、ファンド・オブ・ファンズ、変額年金保険などがあります。これらの商品の特徴は、運用のコアな部分を他の商品に任せてしまう点にあります。

たとえば、ファンド・オブ・ファンズという仕組みのファンドは、一般のファンドと同じように投資家が存在しますが、運用そのものは行ないません。実際の運用は、投資されたファンドとは違うファンドで行なわれることになります。

変額年金保険の仕組みも同じです。変額年金保険とは、保険契約者の払う保険料を専用の勘定(特別勘定)で運用して、その運用成果に応じて年金が支払われる仕組みの保険です。

変額年金保険の場合、保険契約者は自分の保険料を運用したい勘定を選択できます(たとえば、日本株式に投資する勘定などと指定できます)が、その勘定で行なわれる投資の内容は指図できません。実際には、日本株式に投資する特別勘定は、日本株式に投資するほかのファンドに投資しているのです。

●優秀なファンドを見つけるのもファンドマネージャーの仕事

結果的に、投資家から集められた資金は、これらの商品を経由して人気のある一部のファンドに集中することになります。これが近年の資産運用ビジネスの特徴です。金融機関だから、ファンドだからといって、必ずしも資産運用を行なっているとは限らなくなっているのです。

もう一つ考えていただきたいことは、ファンド・オブ・ファンズにも変額年金の特別勘定にもファンドマネージャーが存在するということです。しかし、これらの商品のファンドマネージャーの仕事は、機関投資家と同じです。運用成果のよさそうなファンドを見つけ出すことが仕事なのです。

一言でファンドマネージャーといっても、その実態は多様にわたっています。

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