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超入門「仏教」のことがわかる101語

あなたが喪主になったら

目次

『生前の心得』
生前の心得/平常心/平生往生/後生大事/不如意/院号と戒名/戒とは/無学(戒・定・慧)/有り難い/お墓/倶会一処/銀シャリ/仏壇/位牌/善は急げ

『当日・臨終』
臨終勤行/有為転変/念珠/煩悩(除夜の鐘)/念仏/専修念仏/往生/如来/仏と脇侍(士)/ほとけさま/方便/一蓮托生/坊主

『当日・通夜』
通夜/威儀/焼香/四苦八苦/三途の川/白無垢/冥土の土産/娑婆/南無/観察/成仏

『当日・葬儀』
葬儀/大袈裟/引導を渡す/諸行無常(三法印)/涅槃/業/我執/慈悲/六波羅蜜/我他彼此/極楽と浄土

『初七日』
初七日/輪廻/有頂天/修羅場/奈落の底/往生要集/末法思想/地獄/厭離穢土・欣求浄土/十界

『四十九日』
四十九日(満中陰)/追善供養/五重の塔/刹那無常/悲願/分別/自由自在/菩薩/地蔵菩薩/挨拶/報恩

『一周忌』
百か日/一周忌/灯明/お盆/お彼岸/ケシの実の話/宿縁

『三回忌』
三回忌/山号/外道/四つの道理/邪見(正見)/邪念(正念場)/愚痴/迷惑/三昧

『七回忌以降』
七回忌/お遍路さん/六根清浄/因縁/縁起/光明/三蔵法師/中道/空/色即是空/隠密/阿弥陀くじと本願/不退転/他力本願

『付録』
北伝と南伝仏教/仏像/四天王/韋駄天/天邪鬼/摩訶不思議/宗(派)

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内容説明

●はじめに

知らないうちに日常生活に溶け込んだ仏教用語はたくさんあります。違った意味になったり、聞いたことはあるが意味を知らないことばもあります。

書名の「101語」は、仏教のことばは、まだたくさんある、という意味です。こう書房から与えられたコンセプトです。これらのことばを入り口に、仏教のことを知っていただき、心のやすらぎにつながれば?との願いからまとめました。

もうひとつ意識したのは、葬儀、法事などと教義とのかかわりです。

誰にでも訪れる別れはつらく、直面すると、悲しく、動揺して心ははち切れそうになります。そこで仏事を時系列にして、仏事と仏教の教えをつなぐ構成にしました。葬儀から法事へと、時の経過とともにそのときの心の持ち方に応じて配分したつもりです。「儀式」「教義」「心のよりどころ」の融和の試みです。

こどもが少ない時代に入りました。高齢者も増えました。ほとんどの人が「喪主候補」ともいえましょう。喪主になる前から人生の心得の一助になればとの想いから、浄土真宗の僧侶お二人に書いていただきました。

<編集/構成 佐々木弥生>

●「『当日・葬儀』」より

■大袈裟(おおげさ)■

お坊さんは大きな袈裟をかけて入場します。今はオーバーにいうことを「大袈裟にいう」とも使います。「大風呂敷を広げる」に似た意味です。

「袈裟」は僧侶が左肩から右の脇下にかけて衣を覆っている布のことです。チャンバラで「袈裟がけに切る」とは、肩から斜めに切りつけることです。

インドでは、一般の人は白い衣を着ていますが、宗教修行者は布をわざわざ黄色にくすんだ汚い色に染めて着ています。昔は糞尿で染めていました。質素なものです。

中国や日本などでは、一枚では寒いので黒い衣や白衣を着て、その上から袈裟をかけています。法会(ほうえ)の時には九条(くじょう)袈裟や七条(しちじょう)袈裟など美麗なものを用います。当初はいろいろな布切れをパッチワークのように縫い合わせていました。

大きな袈裟には肩から背中に縄状の糸が下がっています。「修多羅」(しゅたら)といいます。梵語でお経のことです。三蔵法師の三蔵(経・律・論)の中のお経を表わしています。

●「『付録』」より

■天邪鬼(あまのじゃく)■

わざと人の言行に逆らう人や、ひねくれ者のことを「天邪鬼」といいます。もともとは仏教を聞き入れようとしない怪獣のことです。

多聞天(毘沙門天)の腹のベルトに付いていましたが、後になって四天王の足で踏みつけられることになってしまいました。四天王の役目をはっきりわからせるためにこうなったのでしょう。

天邪鬼の顔は、ふてぶてしかったり角があったりしますが、小さくて、あいきょうがあります。四天王のほうが怖い顔をしています。

「天邪鬼」は仏法を犯す子悪魔です。どんな罪を犯したのかは不明です。仏教信者をちょっとからかっただけかもしれません。

世の中には、わざと逆さまなことをいって、場を混乱させる人がいます。踏んづけてやりたくなります。「天邪鬼」はそんな存在なのでしょう

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