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パチンコ沈没

潰れる店・生き残る店

目次

第1章 「パチンコ」から「ぱちんこ」へ

第2章 だからパチンコはやめられない

第3章 パチンコの歴史を作った名機たち

第4章 パチンコ店が注目するパチンコ店

第5章 パチンコ店 VS. ゴトグループ

第6章 ぱちんこ店 小さなお店の負担がちょっと軽くなるお話

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内容説明

2004年1月30日、警視庁から風俗法施行規則等の改正条文が公布されました。今回の改正の中で特に問題になっているのが「パチスロの出玉規制」と「みなし機の取り扱い」の2点です。

矢野経済研究所がおこなった規制改正案に対するファンの意識調査によると、「規制後のパチスロ機しかなくなった場合、遊技を今後も続けるか」という設問に対してパチスロファンの4割の方が「ほとんどやることはなくなる」と答えています。ある年を境にしてファンの4割がいなくなってしまう可能性が出ていることを考えると、末恐ろしくなります。

しかしもっと深刻な問題は「みなし機撤去問題」です。改正により保通協の認定を受けて「改正前に検定を受け、3年経過した遊技機」(みなし機)は今後ホールに設置してはならないとし、現在設置している”みなし機”を市場から一掃するとしています。その一掃するタイムリミットが”2006年6月Xデー”なのです。

この影響は計り知れないものがあります! まず撤去ということは、とりあえず機械代が必要になります。現在全国のホールで設置しているみなし機は50万台といわれています。そうすると、1台あたりの機械代を30万円とした場合、なんと1500億円もの資金が必要となります。そして引き続き、現在設置しているパチスロ4号機(190万台)のすべてが撤去される”2007年7月Xデー”までにかかるパチスロの延べ入替費用総額は1台あたり35万円とした場合、6650億円となり、1店舗あたり4156万円の負担がのしかかってくることとなります。

近年の業界の過当競争や遊技機の高騰により、苦しい経営状況の中で、この重い負担は待ったなしなのです。特に地方の中小店のホールは、古い遊技機を設置することで、経費を節約して運営していたわけですから、今回の撤去でその多くが倒産に追い込まれるでしょう(本当におかしい)。私はこの本で、業界の危機的状況の中で、「いかにして生き残るか?」をテーマに様々な角度から業界の全体像をまとめてみました。

最後に今回の規則改正の危機を乗り越えるためには、「大衆娯楽」としてのパチンコにもう一度立ち返る必要があると思います。なぜならば、どんな商売でもファンの方と社会の支持があって始めて成り立ちます。そのことを思い出し実践していけば、パチンコ業界は今回の危機を乗り越え、サービス業界のリーダーとして走り続けることができると信じています。

●「第1章 「パチンコ」から「ぱちんこ」へ」より

■なぜパチンコ業界はこんない弱いの?■

この「みなし機問題」で一番の問題は、莫大な費用が必要になるということです。そして最終的には、パチンコ・パチスロファンに負担が強いられる形となります。

ここまでする根拠はどこにもありません。「射幸心を煽る」ということを規制するのであれば、一律3年ごとに全部の台を外すということではなく、現実的な対応としては、仮に、ホールの不正やメーカーB(メーカーの不正)が発覚したり、射幸心をいちじるしく煽る遊技機が市場に出回った場合のみ、再認定を認めなければいいのです。そのことを踏まえて、メーカーと行政当局にお願いしたいと思います。

メーカーの方へ。これからは3年ごとに入替のチャンスがあると思っても、ホールが儲からなければ、新台を買わず、中古機の入替で対応してきますから、新台を購入するシェアの売上は今後落ちていくでしょう。ホールに利益が残らなければ、決して新台を購入しないのです。そこのところを考えて、ホールと協力して規制の緩和に向けて協力していきましょう。

~中略~

次に行政当局にお願いします。「射幸心を煽る」という曖昧な表現で、なぜ遊ぶことのできるパチスロ(「ニューパルサー」など)やパチンコ(「ファインプレー」など)を例外なく撤去しなければいけないのでしょうか?

パチンコ業界では約50万人の人が働いています。また市場規模も約30兆円と大きく、間違いなく日本を支える大切な業界のひとつなのです。下手をしたら、その業界が半分になってしまうような規制を行なうことが良いことでしょうか? 規制をするにしても、もう少しソフトランディング的な方法があると思います。

パチンコは確かにギャンブル的な要素があるので、私は規制自体には反対しません。また当然、行き過ぎた射幸心の機械を規制したり、撤去する必要もあるでしょう。しかし適度な射幸心の機械は「手軽な大人の遊び」として喜ばれ、仕事や社会のストレス解消に役立っているのは間違いないのです。人はシステム視縛られ、ストレスだらけの社会の中で、ほんの一時のオアシスを求めているのです。でなければ、パチンコ業界がこんない発展するわけがありません。私は社会に必要でないものは、自然淘汰されると考えています。

~後略~

●「第6章 ぱちんこ店 小さなお店の負担がちょっと軽くなるお話」より

■経営者が覚悟を決める時■

これから生き残りの提案をしていきますが、私が話すことを実行するためには、経営者の覚悟が必要となります。まずその話からしていきましょう。まず毎年売上も利益も落ちているお店の方で、このままではもう時間の問題と思われている経営者の方は、お店が潰れても仕方がないと覚悟を決めてください。パチンコ経営だけが、商売ではありません。この商売に無理してこだわる必要はないのです。

「なんじゃその答えは!」と怒られた方、もう少し待ってください。私が言いたいのは、これぐらいの覚悟をもって営業に取り組まないと、中途半端な営業を繰り返しては、アリ地獄に落ちていくだけと言いたいのです。

潰れてもしょうがないと覚悟を決めたら、あとは悔いの残らない営業に取り組めばいいのです。だって、悔いのない営業をして潰れたら本望だと思いませんか? やるだけのことをやって、まだ撤退できるうちに撤退できれば、次の業界で再出発できるチャンスがあります。しかし借金だらけで二進も三進もいかない状態では、本当に死んでしまいます。

では、悔いのない営業をするためにはどうすればいいのでしょうか?

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