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世界最強企業サムスン恐るべし!

なぜ、日本企業はサムスンに勝てないのか!?

目次

プロローグ 「恐るべき企業、サムスン」

第1章 日の丸半導体がサムスンに敗れた日

第2章 サムスンに革命が起きた日

第3章 サムスンの偉大なる創業者

第4章 一人の天才が10万人を養う

第5章 選択と集中の経営戦略

第6章 ソニーを抜いたサムスンのブランド・マーケティング

第7章 サムスンに続く韓国企業の躍進

第8章 サムスンに学ぶ、サムスンに勝つ方法

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内容説明

●はじめに

本書は、世界的な超優良企業であり、世界最強企業のひとつに数えられる韓国のサムスン(三星電子)に関する、日本人の手による最初の本である。もちろん、日本人による論文や記事は数多くあるが、単行本として出版するのははじめてである。サムスンに関する本は、韓国人の著者によるものがほとんどである。名誉ある最初の本ということになる。<中略>

いま、総力をあげてサムスンを研究する理由と動機は次のとおりである。

第一は、サムスンは純利益1兆円をあげる世界最強企業の一つとなった。1兆円の純利益をあげる企業はトヨタ以外にない。これは驚異的な数字である。なぜ、かつて安かろう悪かろうといわれたサムスンが、短時間のうちに劇的に変身し、日本メーカーを凌駕する超優良企業に成長したのか。

第二は、お隣の国、韓国に世界有数の企業が誕生していることを、ほとんどの一般の日本人は知らない。ビジネスマンも意図的に無視しているか、知らんふりをしている。しかし、これは日本にとって非常に危険である。

第三は、なぜ、日本の電機メーカーは、半導体、液晶、携帯電話などの先端技術の製品でサムスンに負けたのか、日本の技術は世界一ではなかったのか。日本製品は、市場競争において不敗であり、世界最強であるというのは、神話だったのか。

第四は、日本企業は、今後、サムスンに勝つことができるのか。このまま負け犬としてサムスンの後塵を拝することになるのか。元気のない日本企業、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのサムスンを筆頭とする韓国企業、この差は何が生んだのか。<中略>

本書は、多くのビジネスマンや一般の日本人に対して、サムスンと韓国企業恐るべしということを警鐘し啓蒙することを目的にしたものである。お役に立てれば幸いである。●プロローグ「恐るべき企業、サムスン」より

1 エイリアンのような最強企業サムスン

サムスンという企業は、恐るべき企業である。まるでエイリアンのような企業である。映画の中のエイリアンという正体不明の生き物は、人間の科学では退治することが不可能な怪物であった。サムスンという企業も、現時点では日本企業が、勝つこともが不可能ともいえる圧倒的な強みをもった企業になった。

エイリアンにたとえたのは、サムスンが日本にもっとも近い韓国にありながら、誰もその存在を知らず、気がついた時には、世界的な超優良企業になっていたという点が、エイリアンという怪物を彷彿とさせるからである。<中略>

海外では、サムスンのブランド力は、日本企業をはるかに上回り、超優良企業である。知らないのは日本人だけである。もちろん、電機業界の人間は知っているが、意図的に無視してきた。かつての安かろう、悪かろうのサムスンが、世界的な有名企業になり超優良企業となったことを、日本人としては認めたくないというのが正直な心情であろう。

だから、エイリアンというのである。ゆえに、怖いのである。しかし、エイリアン対策があるように、サムスン対策はある。その一端を開陳しようというのが本書である。<後略>

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