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何度転んでもゴールする やりきる力と競争心の育て方

チームマネジメントで大切なことはすべてサーキットが教えてくれた

何度転んでもゴールする やりきる力と競争心の育て方

最先端のIT企業でベタベタに古いマネジメントが成り立つ秘密をお知らせします

著者 中西 俊之
ジャンル ビジネス書 > ビジネスノウハウ > 人を動かす
ビジネス書 > 社員教育・育成
ビジネス書 > 管理者・リーダー
出版年月日 2013/07/10
ISBN 9784769611011
判型・ページ数 4-6変・224ページ
定価 本体1,400円+税
在庫 在庫あり
 

目次

第1章
時速250㎞の世界で見えたもの

第2章
「2位は負け」と教える

第3章
同じ釜の飯が共感力を育てる

第4章
個人目標はいらない

第5章
チームがさらに輝くために

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内容説明

はじめに

僕の会社「ビジネスラリアート」が目指すのは、ズバリ、世界進出です。
まずは日本の株式市場に上場すること。そして、海外の株式市場に上場します。
「中小企業が抱える目標としては、少々大きすぎるのでは?」
いままで何度、そう心配されてきたことでしょうか。特に、経営者仲間には。

経営者を含む、リーダーとして頑張っている人たちの話を聞くと、彼らが社員たちとの接し方に困り果てていることがわかります。なかでも悩みの種は、いまどきの若い社員たち。

彼らは口を揃えてこう言います。

いまどきの社員は、チームワークが苦手だ。
いまどきの社員は、競争を嫌う。上を目指そうという意識がない。
いまどきの社員は、すぐに会社を辞めてしまう。
いまどきの社員は、努力しない。壁にぶつかると、すぐに諦める。
などなど。

「だから、世界進出なんて、無理に決まってるじゃないか」
「社長が旗を振っても、そんな社員たちがついてくるわけないじゃないか」

と言うのです。

なるほど。一理あります。僕もかつては、同じことを考えていました。同じように、いまどきの社員の力をどう引き出したらいいのかと悩んでいました。

でも、いまは違います。

僕も社員も、目標の実現をまるで疑ってはいません。
僕たちは、それができる強いチームだからです。

なぜ、僕たちは変わったのか。そのヒントは、思いもよらぬところにありました。
「正直、そんなつもりで始めたわけじゃないんですけどね」と、はじめにお断わりしておきたいと思います。

僕たちを変えたのは「鈴鹿4耐」なんです。

ご存じでしょうか。アマチュアライダーの最高峰と言われるバイクレースです。いま、僕たちは会社全体で鈴鹿4耐に参加しています。僕がライダーで、社員たちが僕をサポートするスタッフです。我ながら、ヘンな会社、ヘンなチームだと思います。

こんなことを言うと、またも経営者仲間が疑うのです。
「そんなバカな! バイクレースと会社経営に、どんな関係があるんだ」と。
関係、大ありなんです。
レースを始めてから会社はどう変わったか。
事実だけをいくつか挙げてみたいと思います。

●チームワークが身につきました。

いまどきの社員を抱える会社の悩みは、社員が一丸となれないこと。「あれはいやだ」「この仕事はしたくない」と、個人の都合を優先するいまどきの若者像が影響しています。

その彼らが変わりました。サーキットには「誰よりも速く走る」という絶対的な目標があります。個人の都合など考慮していたら、最高時速250キロメートルで走る僕の命にかかわります。この緊張感のなかで、社員たちは目標達成のために一丸となるという経験を積んでいきました。

そして得られた成功体験。みんなで力を合わせることが確実にレースの順位を引き上げてくれる。このことがチームワークの大切さを社員たちに教えてくれたのです。

●離職率が下がりました。

本来IT業界は非常に離職率が高いと言われています。早ければ1ヶ月、長くても1年で社員が転職していく業界。コミュニケーションが希薄で、お互いの仕事を助け合うこともなく、ひどい会社になると目の前に座っている同僚の名前すら覚えていない社員がいる。

しかし、ビジネスラリアートは例外です。チームワークのよさは、社員同士の仲のよさの表われ。そして、仲がよいからこそ会社に愛着が持て、長く働いてくれるのです。5年以上勤務している社員も珍しくありませんし、一度は退職したものの「在宅で仕事を続けさせてほしい」と言って、戻ってきてくれた社員もいます。これまでのIT業界の常識からは考えられないことです。

●社員の心に競争心が宿りました。

レースは勝負の場そのものです。自分たちの前を走るチーム、後ろに迫るチームから目が離せません。1台でも追い抜けば喜び、1台でも追い抜かれたら、また抜き返そうと必死になる。それがレースというものです。どんないまどきの社員も、チームの一員としてレースに参加していたら、冷静ではいられない。「あいつに負けるな!」と腹の底から叫ぶようになります。そこがいい。

いまどきの社員でなくとも、中小企業で働いていると、競争心を持つということはなかなか難しいものです。大手企業と比べ経営にゆとりがなく、目の前の業務に追われるあまり、競合のことなど考えていられない、というわけです。しかしレースは、僕たちの競争心に火をつけてくれました。サーキットから離れたところでも、競争したい、勝ちたいという気持ちが燃え上がるのです。社員の口からも「○○社には負けられない」という台詞を聞くようになりました。

●社員が、会社を大好きになってくれました。

これは他の経営者と話していて一番「うらやましい……」と言われるところです。僕たちのチームは、コーポーレートカラーの赤に統一されています。バイクもシャツもヘルメットもです。そして、すべてに社名や会社ロゴが貼られている。

それまでは特に愛着のあるものではなかったのですが、サーキットで社員みんながお揃いのものを身につけると、とてつもなくかっこよく見える。これはサーキットの魔力です。いまでは、社員たちはビジネスの場でも「自分はビジネスラリアートの社員だ」と胸を張っている。会社のステッカーを携帯電話に貼っている中小企業の社員など、ほかにいるでしょうか?

サーキットには、僕のような経営者やマネジメント層が学ぶべきことがたくさん眠っていました。本書はその一部をご紹介するものです。

先にお話ししたとおり、レースに参加する前は、私の会社はどこにでもある中小企業の1つだったと思います。大企業のようなブランド力もなく、社員のモチベーション管理に悩みました。

しかし気づけば、社員たちが固い結束で結ばれ、どんどん成長していく組織に変わることができました。その秘密を、私と同じ経営者やリーダー層の方たちと分かち合うことができたら幸いです。

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