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タレントだった僕が芸能界で教わった社会人として大切なこと

タレントだった僕が芸能界で教わった社会人として大切なこと

「有名になって、女の子にちやほやされて、大金持ちになるんだ!」 軽い気持ちでタレントになった高校生を待ち受けていた運命とは?

著者 飯塚 和秀
ジャンル ビジネス書 > 自己啓発 > 生き方・働き方
一般書 > 読み物
キャリア別おすすめ > これからの社会を担う若い方へ
立ち読みPDFあります
出版年月日 2012/06/10
ISBN 9784769610717
判型・ページ数 4-6・240ページ
定価 本体1,400円+税
在庫 在庫あり
 

目次

まえがき

◆プロローグ◆ 芸能界って、熱くて純粋な人が集まる、やっぱりすごいところ

撮影現場は俺が俺であり続けられる場所だぜ
競争を勝ち上がっていけるのはほんの一握り
一流のタレントさんってどこが違うんだろう
現場を陰で支える裏方さんたちだって主役です
厳しい「理想と現実」のなかで学んだこととは

◆第1章◆ タレント養成所で教わった、競争社会を生き抜くための心構え

いまの自分を変えたくて芸能界へと足を踏み入れた
あなたは自分の意志でここにいるんでしょ?
自分の立ち位置は自分でつくれ
毒舌超天然キャラ、山田君との出会い
「挨拶」ができなきゃ、存在すら認めません
僕らの名物マネージャー、その名は「エンドゥ」
基本を知らずして何が成し遂げられるんだ?
自分で選んだ道なら、少しくらい無理しろよ
結果を出すまでは、趣味になんて逃げるなよ
仕事は受け取るものじゃない、自らつかむのだ

◆第2章◆ 実際の撮影現場で学んだ、社会で生き抜くために必要なこと

初現場で味わった、本番前の圧倒的な準備量
撮影現場の重鎮、大道具の田中さん
バラエティ番組の裏側で見た、芸人のマジ顔
高飛車と噂の売れっ子アイドルが現場で見せた謙虚さ
あなたの軽率な遅刻が他の人の夢を奪うのよ
簡単に手に入るものに価値があると思うのか
仕事は自分の力で勝ち取っていくものなんだ
仕事でお金を稼ぐということの重みを知った

◆第3章◆ 初めて一流のプロたちと本気で仕事に向き合い学んだこと

プレッシャーに打ち勝ち未知の領域へと進め
結果を出せなければ次のチャンスなんてない
初の楽屋入りで舞い上がって大失敗!
将来売れる女優はやっぱり基礎から違うんだ
仕事上の責任から目を背けるヤツは最悪や!
完膚なきまで叩きのめされて初めて知ったこと
責任感があるからこそ、良い作品が生まれる

あとがき

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内容説明

 

芸能界はサバイバル!!

 

「有名になって、女の子にちやほやされて、大金持ちになるんだ!」

軽い気持ちでタレントになった16歳の高校生を待ち受けていた運命とは?

 

「組織が守ってくれるなんて思うな」

「仕事はもらうものじゃない、自分でつかみとるものだ」

「結果を出せなきゃ次はない」

 

教育係に叱られ、マネージャーに呆れられ、大女優に無視され、新人女優に慰められ、番組スタッフに脅されながら学んだ、めちゃくちゃ厳しい実力社会で生き残る「努力」「礼儀」「人間性」

 


 

テレビを通して見る芸能界は華やかで楽しそう。

でも、その華やかさの裏には非常に厳しい実力社会があります。

才能に加え、真剣に仕事に向き合い、常に自分を高める努力を積み重ね続けられる人、ともに作品をつくる共演者やスタッフへの敬意と礼儀を忘れず、人間性を磨き続けられる人しか、生き残ってはいけないのです。

そこで要求される「努力」「礼儀」「人間性」は、そのまま「ビジネス社会を生き抜く力」と重なります。

「なんだか楽しそう」と軽い気持ちで芸能界に足を踏み入れた高校生が、初めて経験する「厳しい社会」に戸惑い、へこみながらも、芸能界の先輩やスタッフなどに叱られ、励まされ、勇気づけられて、ひとつずつ「社会人として大切なこと」を身につけていく物語です。

 


 

 まえがき


突然ですが、みなさんに質問です。

「芸能界」という言葉を聞いて、どのようなイメージを持ちますか?

 

生まれてから1度もテレビを観たことがないという人は、まずいないでしょう。 日本では、ひとりもいないと言い切ってもいいかもしれません。

それくらい、僕らにとって身近なものであるテレビなどを中心に、日々活動している芸能人。とても華やかで、子供の頃から自然と憧れてしまう、そのような存在であることは間違いないと思います。

ところが、その裏側には、あまり世間一般には知られていない、非常に厳しい世界があるのも事実です。

夢のある世界だからこそ、その門を叩く人は、日本全国から山ほど現われます。有名になりたい、お金持ちになりたい、そんな大きな欲望と野心を持って、芸能界というきわめて特殊な色を放つ世界へと、飛び込んでいくわけです。

しかし現実は、まったくもって甘くありません。まさに「理想」と「現実」といえる世界が、そこにはあります。そして結局、ほとんどの人は求めていたものを手に入れることができないまま、その世界を去っていくことになるのです。

みなさんがテレビを通じてご存じの「一流芸能人」の方は、とんでもなく激しい競争を経て、計り知れないほどの努力を日々積み上げ、何度もあきらめそうになる気持ちと戦い続けたすえ、世に出ているのです。

実は僕、少しだけリアルに芸能界のことを語れる立場にあります。高校2年生の頃から約10年ほど、タレントとして芸能界に属していたことがあるのです。

世の中に存在する多くの夢追い人とおなじように、平凡な日常とはまったく異なる華やかな世界に憧れ、

「いつかはあの人たちとおなじように、有名な存在になってやる!」
「テレビの世界で活躍して、大金持ちになってやる!」

そんな気持ちを持って、高校に在籍しながら芸能界へと飛び込んだのです。

しかしそこは、そんな軽い気持ちで入ってきた人間をあたたかく迎え入れてくれるような世界ではありませんでした。

待っていたのは、非常に厳しい現実。与えられたチャンスも活かせず、時間だけが過ぎていきます。最終的には10年間という決して短くはない時間を費やしたにもかかわらず、芽が出ることもなく、20代なかばにして業界を去ることとなったのです。

当時はやっぱり悔しかったです。子供の頃からの夢を追い続けた結果、手元には何も残らなかったわけですから。

でも、いまあらためて当時を振り返ってみると、この10年間は自分にとって本当に有意義な日々だったと、心の底から感じるようになりました。

芸能界から完全に足を洗ったのは26歳のときですが、そのときの僕は大学も中退し、社会人としての職務経験なんてアルバイトだけ。社会的に見て相当苦しい状態であることは間違いありません。でも、未経験で飛び込んだIT業界でなんとか頑張り続け
ることができ、6年後には32歳という若さで部長職を担うまでになりました。

実質的には26歳までフリーターとして生活していた男が30代前半で部長ですから、それほど悪くはないですよね?

「なんで、ここまでやってくることができたのだろう?」

芸能界を去ってから早十年、ようやく当時を冷静に振り返ることができるようになって初めて、気づいたことがあります。

「それはきっと、芸能界にいた頃に、サラリーマン社会では絶対に教わらないようなこと、経験できないようなことを積み重ねてきたからだ。その体験が、20代後半という遅い時期から未経験で一般企業に就職したときに、本当に活きたのだ」

そう感じたのです。

甘ったれの高校2年生だった僕は、芸能界という厳しい大人の世界を通じて、さまざまな体験をしました。芸能界の諸先輩方は、しょうもない僕に対して、とてつもなく重要な教えを説いてくれました。でも僕は、表面上はわかったフリをしつつも、本質的なことは何もつかめていませんでした。

あ、だから売れなかったんだ……。いまさらながら気づきました!

でも、これは自分にとって、決して無駄な時間ではありませんでした。「サラリーマン社会」という、まったく異なる環境でもなんとか活躍することができた、その原点は、芸能界時代に数多く出会ってきた、さまざまな魅力あふれる方との交流にあったこと、彼らが当時の僕に本当に伝えたかったことが、この歳になってようやくわかってきたからです。

「そうか。あのとき教えてくれていたことは、こういうことだったんだ。あれは社会人として生きていくうえで、非常に重要なことだったんだ」……と。

芸能界時代、多くの方にたいへんお世話になりながらも、何ひとつ結果を残せぬまま去ったことへの懺悔と、当時のみなさんに対する感謝の気持ちを込めて、この本を書いてみようと決意しました。

芸能界に興味のある方はもちろん、ない方にも、読んでいただけたら嬉しいです。
きっと、なにかしらの発見があると思います。

 2012年5月

飯塚和秀

 

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